きしのし

定年が近いおっさんの日記です。旅行、鉄道、ポタ、メシ多めです。

四国乗り鐵 1日め

以前の記事も書きましたが、"どこかにマイル"で高知を引き当てましたので二泊三日で乗り鉄してきました。使ったのはJR四国がだしている「冬の四国満喫きっぷ」です。この切符はJR四国ツアーズのサイトで事前に申し込みをして郵送してもらう必要がありますが、JR四国全線と土佐くろしお鉄道阿佐海岸鉄道に4日間乗り放題で13000円なので割安だと思います。

f:id:Kishinoshi:20200216185736j:plain

冬の四国満喫きっぷ です

というわけでDay1から:
Day1は羽田0730発の高知行きからスタートです。フライトは順調で高知空港には9時少し過ぎに到着しました。今日は室戸岬を廻って阿佐海岸鉄道に乗る予定なのです。高知空港から見ると高知市内は室戸岬とは反対方向になり、高知駅に向かうと時間がかかってしまうのですが、調べたところ、高知空港土佐くろしお鉄道の のいち駅まで500円で乗り合いタクシーがあるということで申し込んでおきました。そうすると、のいち駅発0954の奈半利行きに乗ることができそうです。空港到着から列車の発車時刻までが1時間以下なので大丈夫かなと思っていたのですが、実際には車に乗っている時間は10分以下程度であっという間にのいち駅に到着し駅に近いスーパーまで買い出しもできる位のゆとりがありました。

f:id:Kishinoshi:20200213213712j:plain

のいち駅です

土佐くろしお鉄道奈半利行きは一両編成で思ったよりも人が乗っていて座る場所を探すような感じでしたが、大半は球場前で下車。乗客の大半はタイガースのファンだったようです。

f:id:Kishinoshi:20200213213753j:plain

土佐くろしお鉄道は単行です

終点の奈半利からバスで甲浦を目指すのですが、どうも事前に仕入れていた情報と異なり直通のバスは廃止されて途中で乗り換え(乗り継ぎ)が必要となっていました。到着時刻等に変更はないのですが、路線が分割され運賃も以前よりも値上がっていました。

f:id:Kishinoshi:20200213213851j:plain

奈半利駅は立派な高架です

f:id:Kishinoshi:20200213213930j:plain

奈半利の高架はぶっつり切れています

奈半利駅前を出たバスは海沿いをひたすら走ります。乗客は終始5人程度でがらがらで最終的には2名になりました。途中、室戸世界ジオパークセンターで乗り換えです。200円引きの乗り継ぎ割引が適用されますが運賃総額は直通のときよりも割り引きが適用されても200円程度値上がっているようです。乗り継いたバスの乗客は終始自分を入れて二人で、途中での乗降もなく甲浦駅に到着しました。

f:id:Kishinoshi:20200213214002j:plain

バスは普通の路線バスタイプです

f:id:Kishinoshi:20200213214112j:plain

乗り継ぐと割引クーポンがもらえます

甲浦駅では列車まで30分以上の時間がありましたので見学です。駅はDMV導入のための工事が行われていて駅舎は閉鎖されていますが、すぐ横に仮駅舎があり、おばちゃん二人が店番していました。「きっぷ買えますよ~」とのことですが既に切符は持っているので缶ビールをいただきました。

f:id:Kishinoshi:20200213214156j:plain

甲浦の駅舎は工事中です

甲浦駅ではDMVのためのモードチェンジ場所と線路から道路を結ぶスロープ等が建設中でした。

f:id:Kishinoshi:20200213214239j:plain

甲浦駅から海部方面を見たところ

f:id:Kishinoshi:20200213214405j:plain

DMVに向け工事中です

f:id:Kishinoshi:20200213214453j:plain

甲浦駅全景です

でも、思ったのですが、そもそも沿線人口も少なく道路も整備され渋滞も発生しない場所で鉄道の設備を残したままDMVに移行するメリットがあるのか考えちゃいます。鉄道の延長として捉えた場合、DMVが購入できるのであれば小型バス数台を調達できるはずですから、設備資産を少なくするためにはバスのほうが良いのではないかと正直に思ってしまいます。あるいは、線路跡はBRT用に整備するという手もあるかと思います。DMVの話題性はあっても、徳島方面への直通運転をするわけでもないですし、車両の維持もバスよりも面倒だとなると数年先に行き詰ってしまうような気がします。
DMV牟岐線に乗り入れて徳島までとはいわないですが、牟岐あたりまで行くと若干違ってくるようには思えますが。。。。
ただDMVをコンテンツ商材として捉えるのであれば、積極的な広告展開を行うと人を呼べるかもしれません。ただ、彼の地は徳島からでも遠いのがネックになるかもとは思います。

f:id:Kishinoshi:20200213214611j:plain

列車が来ました

さて、残り少なくなったフル規格の鉄道の阿佐海岸鉄道甲浦発海部行きは、乗客5名程度を乗せて出発しました。途中一駅しかないミニ鉄道なのであっという間に海部に到着しました。驚いたのは海部での折返しに乗車する人がやたらと多いことです。みなさんマニアっぽかったので、きっと徳島側から来ると都合のよい時間なんだろうな、と思います。

f:id:Kishinoshi:20200213214644j:plain

海部でJRに乗り換えます

f:id:Kishinoshi:20200213214716j:plain

海部名物のよくわからないトンネルです(笑)

さて、牟岐線の単行列車はうらうらと徳島を目指すのですが、牟岐線って思ったよりも海が見えないんですね。全体として長閑なローカル線なのですが徳島に近づくと乗車する人も増え、さすがに単行では厳しいのでは?と思ううちに徳島に到着です。

f:id:Kishinoshi:20200213214804j:plain

ディーゼル大国徳島。民鉄を含め電車がありません。

今日の目的地は高松なのであとは特急乗るだけです。乗り継ぎの時間に徳島ラーメンをいただきました。

f:id:Kishinoshi:20200213214845j:plain

駅近所の「麺王」という店で徳島ラーメンをいただきました

徳島から乗車した特急は岡山行きでN2000が高徳本線を爆走します。N2000って130km/hで走るし振り子の傾きも実感できるので結構好きです。

f:id:Kishinoshi:20200213214924j:plain

N2000は結構好きです

宿は高松駅からちょっと歩いた場所に確保しているのですが、時間的にまだ暗くなっていなかったので栗林で下車して近隣を少し徘徊してみました。自分の母校である栗林小学校は数年前に建て替えられ新しくて立派な校舎になっていました。また、当時私が住んでいた専売公社の官舎跡は敷地が小分けされ小綺麗な住宅が立ち並んでいます。もう40年以上前の話ですから当時のものはほとんど残っていませんが、当時の名残は感じられます。細い路地や通学路の踏切、踏切横の幼稚園と教会といったものがいちいち記憶を呼び覚ましてくれます。

f:id:Kishinoshi:20200213215008j:plain

母校は立派な建物になっていました

周囲も暗くなってきて徘徊する不審者と思われるのもアレですから、栗林公園からことでんに乗って高松築港に向かってから宿に入り、ことでんを少しだけいったりきたりしてみました。それにしてもことでんって楽しいです。旧京急の車両に乗るとカルダンの音でわくわくします。

f:id:Kishinoshi:20200213215103j:plain

ことでんラブ♡

f:id:Kishinoshi:20200213215147j:plain

片原町を行く京急カラーのことでん。なんとなく雑色や梅屋敷の雰囲気があります

晩ごはんは、川福本店で釜揚げうどんをいただき本日終了です。

f:id:Kishinoshi:20200213215240j:plain

釜揚げうどんをいただきました

以下は乗車記録です。

のいち → 奈半利 09:54~10:49 (土佐くろしお鉄道)
奈半利甲浦駅 11:02~12:51 (高知東部交通)
甲浦 → 海部 13:37~13:48 阿佐海岸鉄道
海部 → 徳島 14:02~16:11 牟岐線
徳島 → 栗林 16:46~17:39 高徳本線
ことでんは割愛です。

//