きしのし

定年が近いおっさんの日記です。旅行、鉄道、ポタ、メシ多めです。

パシフックストーリーで行く北海道 (その2)

夕暮れ時の大洗フェリーターミナルは時間が早めだったせいもありロビーは閑散としていました。ここで乗船手続きと個室の差額を支払います。近所に何かあるわけでもなく、2Fの待ち合いでぼーっとしていると乗船時刻の1730になりました。出港は1945なのですが、2時間も前に乗船です。

乗船券はルームキーです。

早速乗船して6Fの自分の部屋に行きます。部屋は4畳半程度の広さでシャワーとトイレもあり一人ならなんの問題ありません(さすがにシャワーとトイレは激狭ですが機能的な問題はありません)。冷蔵庫、TV、湯沸かしポットもあります。二人用の部屋ですので布団も2セット準備されていますしアメニティ一式も置いてあって普通のビジネスホテルと遜色はありません。

↓ は散らかっていますが和室です。

散らかっていますが、和室の眺めです。右側の斜めの扉がシャワーとトイレです。

で、シャワーとトイレはこんな感じです。

↓ 個室がずらっと両側にならんでいます。右側は窓なし洋室、左が和室です。

早速荷物を置いて船内探検なのですが、乗船して直ぐだとレストランも売店も営業開始前です。仕方がないので自販機でビール買ってデッキで夕暮れ後の港を見ながら乾杯です。この時期だともう暗いですが夏場だと夕日でキレイだと思います。

ひととおり船内探検したらレストランと売店が営業開始したとの放送がありました。
船のレストランはそこそこなお値段なのでお弁当を買って持ち込みすれば安上がりです。本当は水戸駅で夕食を調達するつもりだったのですが、水戸駅にはデパ地下的な店がなく心惹かれるお弁当がありませんでした。途中のコンビニでも調達は可能ではあるのですが「コンビニ飯だと旅行気分が・・・」というわけでパス。結果、レストランでいただくことになりました。ちなみに各階の給湯室には電子レンジがあったのでお弁当のあたためも可能です。

10年前に利用した時は「イマイチ」だった食事ですが、船が新しくなり食事も刷新されたようで今回は「そこそこ」でした。ちなみにお値段は朝食とセットで2700円です。夕食だけだと2000円、朝食だけだと1200円ですのでセットは少し安くなります。食事が終わったころ、ちょうど出港となりました。

↓ ま、こんなかんじですが、ハンバーグはそこそこ美味しかったですよ。

デッキに出て出港を眺めていたのですが、スラスターのおかげで出港までの時間が早いですね。あっという間に離岸していきました。その後、しばらく港を眺めてから部屋に戻りました。

気になるのはネットですが一部を除き、基本的に沿岸からそれほど離れないので割りと問題なく若干速度が遅いときがある程度です(自分はDocomoKDDIで確認)。もっとも自分の部屋は陸地側だったのが関係している可能性はあると思うので、船の中央部や海側だとどうなのかは確認が必要です。船内では無線LANも提供しているのですが、基本的には陸地からの電波のリピータ的な機能提供なので、全体としては「海側での通信」と同レベルと思われます。ただ、下北半島を過ぎ尻屋崎から離れると噴火湾の沿岸が見える位の地点まで通信不可になります。この区間は陸地からは遠いですからね。大洗発の場合、翌日10時位から12時過ぎ位までネットは使えなくなります。

ちなみにテレビですが、地上波は海岸線から離れるとフルセグではなくワンセグになってしまいます。なので結構画像が粗いときが多くなります。BSはどこでも問題なしでキレイに見ることができました。

さて、風呂ですが部屋のシャワーではなく大浴場で入りました。夜なので外を見ることはできませんが、揺れる湯に身を任せゆらゆらするのが楽しいですね。

ちなみに、この日は結構揺れました。翌朝の艦長のアナウンスによると、波高はたいしたことはなかったらしいのですが、波長が船の揺れと同期し「どーん!どーん!」という感じの揺れがずっと続いていたとのこと。人によっては結構辛かったのではと思います。

そんなわけで初日は終了です。

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