きしのし

定年が近いおっさんの日記です。旅行、鉄道、ポタ、メシ多めです。

成年後見人

相続人が認知症等で正常な判断ができないような場合は成年後見人を立てることになります。後見人は家庭裁判所で選出です。親族が後見人になるケースもあるので私や奥さんが後見人になれればグッドなのですが、最近は親族が後見人になるケースは減少しているとのことです。後見人となった親族による使い込みが多いのかもしれません。

聞いた話ですが、一定以上の財産があるような場合は、親族ではなくほぼ100%の割合で第三者が後見人になるということだそうです。どの程度の財産なのかは不明なのですが相続税を払う位の財産がある場合はまず間違いなく親族は後見人になれないとの話です。

後見人を立てた場合、毎月の報酬支払いが発生します。支払額は財産の規模(額)によって異なるようですが、最低でも2~3万円/月で財産額によってはこれよりも高額になるそうです。

我々のケースでは義父の相続の相続人は二人だけ(義母と娘一人)なので至極簡単です。遺言はありませんが、面倒なことをしないで法定相続割合(=各50%)でじゅうぶんです(というか義母の相続人は娘ひとりなので、最終的には全て娘(=奥さん)に相続されることが確定しています。また、義母は既に施設に入っていますし、自分で自由にお金を使うことがもうありません。しかし、相続税が発生する予定です。となると後見人を立てざるを得ません。

後見人はあくまでも義母の利益が最大化することが責務ですが争点がありません。そんなわけで、後見人の選出は時間とお金を使って面倒なことが増えるだけに思えます。

そんなわけでなんとか後見人を選定しないで相続したいところです。

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