キハ40 @ ミャンマー
この春のダイヤ改正でJR東からキハ40が全廃になりました。それで思い出したというわけではないのですが、2019年の夏にミャンマーまで乗りに行ったときの写真を引っ張り出してみました。
ミャンマーでキハ40が走っているのはヤンゴン環状線がメインです。他にもマンダレーあたりにもキハ40はいるのですがダイヤもわからないので乗るのはかなり難易度が高いと思われます。
ヤンゴン中央駅は賑やかだったり華やかだったりすることはなく売店がポツポツといった程度で大きな駅舎ですが地味な感じです。
ヤンゴン環状線
環状線は専用のホームがあり一応時刻表も掲示されています。ホームの売店で切符を購入したのですが、「環状線は環状運転をしていない」と言われました。どうも途中の区間が工事中で当分はインセインまでしか行かないそうです。
あら~、とは思ったのですが、明日になれば環状運転するというわけではないですし今回の目的はキハ40ですから気を取り直して列車を待ちます。ホームには日本人のツアーもいて「体験乗車」をするようです。
しばらく待っているとのJR東海色のキハ40が入線してきたので乗り込みます。外装は見慣れたキハ40ですが車内はシートが取り外されプラスチックのロングシートになっている車両や、シートの生地がモケットからプラスチックになっていたりします。モケットだと暑いし汗かくからだろうなと思います。そうそう、冷房装置はありますが稼働していません。
5両編成でやってきたキハ40に乗りインセインに向かいます。本当にのんびりでスピードは20km/h程度しか出しません。しばらく乗っていると、自分が乗っている車両の音が少し静かなことに気が付きました。「??」と思ってよーく耳をそばだてると、自分が乗っている車両のエンジンは停止しています。5両編成のうちエンジンが動いていたのは3両で残り2両はエンジンが動いていません。電車で言うところに3M2Tです。
音も楽しみの一つですから稼働している車両に移動し、ドアを開けっ放しにしているデッキに立ち、明らかに整備不良気味の大きなノイズの交じるエンジン音を聞きつつ終点のインセインへまで行きます。速度は全く上がる気配はなくキハ40は25km/h程度でのんびりと走ります。インセイン駅の少し手前に車庫がありキハ181も視認できましたが、もう動かないのではないかと思います。
中央駅を出発して1時間ほどでインセインに到着し、そのまま折り返しに乗って中央駅まで戻りました。
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